現在実家暮らしをしてる人の中には、そろそろ一人暮らしを始めようと考えている人も多いと思います。
理由としては、
- 職場と家の往復の毎日で何となく将来が心配
- 自立してないと思われそう
- いい加減実家を出たい
などが挙げられると思います。
しかし、多くの人は就職や結婚など、なにか大きなキッカケがないと一人暮らのをはじめることは少ないと思います。
実際に筆者も、28歳まで実家で暮らしをしていて、働いていた職場も実家暮らしの人が半々くらいの職場だったこともあり、一人暮らしをしようという気もあまり湧きませんでした。
特に、実家近くの一人暮らしとなると、
- お金の無駄でコスパの悪いこと
- ちゃんと実家にお金を払っていれば自立とは関係ない
- 周りから変に思われるのでは?
など、マイナスな印象が多かったです。
実際に、筆者が実家近くの一人暮らしを始めようと準備した時も、周りの人からは「なんで今さら引っ越した?」みたいな反応をされました。
しかし、筆者は実家近くの一人暮らしをはじめたことで、いろいろな経験や学びを得ることが出来て非常に良かったと感じました。
特にこの記事を見ている人で、
- 1か月の生活費を把握していない人
- 家から職場まで遠い人
- 毎日同じことの繰り返しで将来が心配と考えている人
これらに該当する人は、実家近くの一人暮らしを特におすすめしたいです。
実家近くでも一人暮らしを勧める理由
自分が生きていくために必要な出費がわかる
当然ですが一人暮らしは、月々の支払を自分でしなくてはなりません。
「実家でもちゃんと払ってたよ!」という人もいると思いますが、実際に支払うと意外と多いことに気づくと思います。
- 家賃
- 水光熱費
- 通信費
- 各種保険料
などなど、筆者も実家暮らしの時は5万円程親に支払っていましたが、一人暮らし初月は20万円近くの出費になり、驚いたの覚えています。
なおさら実家で一人暮らしはお金の無駄なんじゃないかと思った人もいると思いますが、実際に自分に掛かった出費を把握することで、
- 世間的な年収に惑わされずに自分はいくらくらい稼げば生きていけるということがわかる
- 老後資金問題で必要な出費がわかるようになる
- 日々の出費を抑えるための工夫や努力をするようになる
など、これからの転職や老後問題などの人生設計役立つお金の知識が身につきます。
自分で時間をコントロール出来る
一人暮らしをすることで、本当の意味で時間が増えます。
例えば、
- 同じ時間に食事をしている
- テレビを一緒に見る時間
- お風呂の順番
- 家の雑用
など、細かいところですが、家族がいると完全に自分の時間を作るのが難しいです。
もちろん、同じ時間に食事やテレビを見ることが無駄な時間とは思わないですが、他のことに集中したい時も、何となくみんなに合わせていることも多いと思います。
また、筆者も実際に一人暮らしをして感じたことですが、家族との時間はたまに会うことでより楽しく集中できる時間が作れます。
いい意味でメリハリもつけられるのも、一人暮らしのメリットだと思います。
通勤時間を減らせる
もしも引っ越しを検討するなら、ならなるべく職場に近い物件を選びましょう。
もちろん家賃の兼ね合いもあるとは思いますが、一人暮らしの口実にもなりますし、自分の時間は最も価値のある資源だからです。
仮に現在、通勤時間が片道30分で時給1000円だとしたら、
1日=時給1000円×1ヶ月約22日=22000円
単純計算で月2万円分の削減となります。
もちろん副業などをするつもりでない人でも、今までよりも時間が浮いてくるといろいろなことに時間が使えるようになります。
実家近くの一人暮らしのデメリット
まとまった費用が掛かる
賃貸契約や引っ越しなどは、最初にまとまった費用が掛かります。
住む場所にもよりますが、50万程度は掛かるものだと思っておいたほうが良いです。
なるべく引越し費用を安くしたいなら、ぜひ家族に手伝って貰いましょう。
特に実家に引っ越しなら、
- 家族も引っ越しを手伝いやすい
- 最低限の家具だけ移動しておき、必要なものができたらその都度実家から送ってもらう
- 皿や家具などを実家のお下がりを使うことができる
など、通常の引っ越しに比べても、工夫次第でかなり安上がりに引っ越しを行うことができます。
たびたび実家に帰ってしまう
実家が近いと、つい頻繁に帰ってしまったり逆に家族が訪問することもあると思います。
あまり頻繁に帰っていては、せっかく一人暮らしをはじめたのに以前とあまり変わらない環境になってしまうので、つい実家に帰ってしまうという人は帰省の回数は制限しておきましょう。
筆者も最初の頃は、毎週のように帰ってしまっていたので、大型連休のある時だけにするなど自分なりにルールを決めると良いと思います。
車を持っている人は駐車代が掛かる
車を持っている人は、駐車代が高くなってしまうことがあります。
筆者は実家に車を止めていて、一人暮らしをしたことで自転車通勤になったので、毎月の車に掛かる費用が大きくなってしまいました。
特に、地方に住んでいる人なら車は必須になると思うので、引越し先の駐車料金がどれくらい掛かるのか、本当に車は必要かなどを考えておきましょう。
実家近くの一人暮らしを始める時に注意すること
一人暮らしは貯金を貯めてから
実家近くに限らず、一人暮らしをはじめるならある程度貯金を貯めてからはじめましょう。
最初の一人暮らしは思ったより費用も掛かりますし、貯金が少ししか貯まっていないと、支払いを無理に分割払いにしてしまう危険性もあります。
具体的には、初期費用50万の他に、最低20万程度の貯金は貯めておいたほうが安心です。
そもそも、実家暮らしで貯金ができていない状態だと、今後一人暮らしのしても毎月赤字になってしまう可能性が高いです。
物件選びはなるべく職場近くに
冒頭でも少し触れましたが、実家近くに一人暮らしをはじめるなら、なるべく物件選びは職場近くにしましょう。
人によっては、どうしても譲れない条件があると思いますが、実家近くの一人暮らしで一番の価値を感じれるのは職場に近いことです。
特に現在、満員電車や渋滞する道を通るなど、長時間の通勤をしている人は、ストレスが減り時間にも余裕が出来て一石二鳥です。
また、実家近くの一人暮らしをはじめる動機や口実にもなると思います。
はじめての契約は必ず短期にする
一人暮らしをはじめるといろいろなものを契約すると思いますが、はじめての契約はなるべく短期の契約にしましょう。
特にひかり通信などの契約は、最初は短期契約にすることをお勧めします。
筆者も一人暮らしをはじめた時に、絶対に使うと思って光回線を3年契約してしまいましたが、半年後に転職を決めてしまい、高い違約金や工事費を払ってしまいました。
2年より3年の方が安いからと安易に契約をするのではなく、実際に2年間なり使ってみて必ず必要なサービスだと感じてから長期契約を結びましょう。
まとめ
ここまで、実家近くの一人暮らしにを勧める理由を解説しました。
実家近くでも一人暮らしをはじめることで、
- 自分が生きていくために必要な出費がわかる
- 自分で時間をコントロール出来る
- 住む場所によっては通勤時間を減らせる
など、実際に経験しないとわからないことを学ぶことができます。
また、実家近くの一人暮らしを始める際に注意点として、
- 一人暮らしは貯金を貯めてから
- 物件選びはとにかく職場近く
- はじめての契約は短期にする
などを紹介しました。
一人暮らしは実際にやるとさまざまな経験や学びがあります。
実際に筆者も28歳で一人暮らしをはじめたことで、31歳で上京した際に一人暮らしの経験が非常に役立ちました。
また、行動に移さないと結局同じ悩みをループさせてしまい、年齢だけ重ねてしまい後悔だけが重なってしまいます。
仮に失敗してもそれは前進なので、ぜひ実家近くの一人暮らしを挑戦してみてください。