会社や職場にお弁当を持っていきたいけど、食中毒が心配だったり、朝にお弁当を準備する時間がないと諦める人は多いと思います。
確かにお弁当は作りたてのもの比べて、食中毒のリスクが高く、朝の忙しい時間に用意することが難しいかもしれません。
しかし、これらの問題を一気に解決できるお弁当があります。
それは「スープジャー弁当」です。
スープジャー弁当はのメリットは、
- 食中毒の危険性が低い
- 朝の短時間でお弁当が作れる
- 減塩・健康的なお弁当が作れる
などのメリットがあります。
実際に筆者もスープジャー弁当をほぼ毎日作っていますが、コンビニで温める商品を買うよりもずっと楽に作ることができています。
お弁当作りに挑戦したいと人は是非参考にしてみてください。
お弁当でスープジャーがおすすめな理由
スープジャー弁当は最も安全なお弁当
お弁当を作る時に最も怖いのが、食中毒です。
特に梅雨時などは、食材を扱うことに神経を使います。
その点スープジャー弁当は、食中毒の危険性が極めて低いです。
スープジャー弁当は、基本的にアツアツの食材を高い温度のままキープ出来るので、菌の繁殖どころか菌が増える危険性が限りなく低いです。
もちろん、十分に加熱や予熱をしておかないと、食中毒菌の繁殖しやすい温度になってしまうので、作る時は注意が必要ですが、しっかりと作れば極めて安全な弁当を作ることができます。
減塩・健康的なお弁当が作れる
基本的にお弁当向けのおかずは、食品の痛みを防ぐために塩分が多めだったり、添加物が多い傾向にあります。
しかし、スープジャー弁当は上記でも紹介したように食中毒のリスクが低いので、塩分を控えられるメリットがあります。
食材においても、痛みが早い野菜類や魚系も積極的に入れることができるようになります。(もちろん、しっかりと加熱していることが前提です)
お弁当で敬遠されがちな、水分の多い野菜だったり、魚系のおかずもしっかり入れられます。
スープジャー弁当作りは朝の支度のながらでOK
スープジャー弁当は、少し工夫をするだけでかなり短い時間で作り上げることができます。
少し慣れれば、弁当を作り終えるのに10分を切ることができます。
具体的な手順は、
- 前日にレンジ対応タッパーに食材を入れておく(当日準備でもOK)(約2分)
- 朝起きたらポットでお湯を沸かす(約2分)
- お湯が沸いたらスープジャーにお湯を入れる(予熱)(約5分)
- 前日に用意した食材をレンジに入れ600Wで5分くらい加熱する(予熱と平行)
- スープジャーのお湯を捨て、レンジ加熱した食材を入れる(約1分)
と、このような工程で10分以内で作り上げることが可能です。
ちなみに、この工程で火は一切使わないので、付きっきりである必要はないです。
レンジの加熱やスープジャーの予熱の間は、シャワーを浴びたり、出社の準備などの時間に当てられるので、忙しい朝の時間を有効活用できます。
スープジャー弁当のデメリット
スープジャーが洗いにくい
スープジャー弁当のデメリットととして、スープジャーの洗いにくさがあげられます。
スープジャーは保温のために、パッキンが多く、分解するパーツも多いので、
洗う時は少し大変です。
個人的におすすめなスープジャーは「THERMOS」で、以前使っていた
タイガーのものより、洗うパーツ数が少なく、換えパッキンも安いのでおすすめです。
↓タイガー
↓THERMOS
しっかり加熱しないと逆に食中毒リスクが高まる
スープジャー弁当を作る際は、食材への加熱が不十分だと、逆に食中毒のリスクが高くなってしまいます。
スープジャー弁当は作ってから食べるまで、高温を維持することで食中毒菌の繁殖を防いでいますが、中途半端に温かい(30~40度)温度だと、逆に食中毒菌の繁殖が早くなってしまいます。
スープジャー弁当を作る時は、
- スープジャーを予熱する
- 食材をしっかり温める
- 保温バッグに入れる
などを徹底しましょう。
夏場にアツアツ弁当はきつい
夏場にアツアツのものを食べるのは、抵抗があると人が多いと思います。
スープジャー弁当は基本的にスープ系のレシピが多いので、汗ダグになりたくない人は、
夏場のスープジャー弁当は避けたほうが良いかもしれません。
一応スープジャー弁当には、冷製のお弁当レシピもあるので、
夏場はそういった工夫も必要かもしれません。
スープジャーと相性の良い食材
オートミール
オートミールとスープジャー弁当の好相性です。
オートミールは火を通すまで時間がかかるのですが、スープジャーなら容器に入れてからも継続して加熱されるので、オートミールがじっくりと加熱されます。
結果、もっちりとしたリゾットのような食感になります。
さらにオートミールは、
- 食物繊維が豊富
- タンパク質も豊富
- 価格も安い(30gあたり10円)
と、価格・栄養面ともに優秀です。
スープジャー弁当を始めるなら、まず揃えておきたい食材です。
缶詰の活用
スープジャー弁当を作る上で便利な食材が缶詰です。
缶詰のメリットは、
- 缶詰の煮汁がそのまま「だし」になる(調味料が最小で済む)
- 調理済みなので、生煮えなどの心配がない
- 下ごしらえがないので、手間が最小で済む
などがあります。
おすすめは魚系の水煮で、さば缶、ツナ缶などがあげられます。
注意点として、缶詰の価格は結構変動するので、通販サイトのセール時などにまとめ買いするのがおすすめです。
参考までに筆者が買うタイミングは、
- セール時
- さば缶(日本産)は1缶170円以下
- ツナ缶(外国産)は1缶110円以下
の時です。
賞味期限も長いので、安いと思ったらまとめ買いしておくと、非常食にもなるので便利です。
冷凍野菜の活用
冷凍野菜があるとスープジャー弁当を作るのが非常に楽になります。
冷凍野菜のメリットは、
- 下ごしらえが不要
- いろいろな種類の野菜が食べられる
- 価格も比較的抑えめ(だいたい100gで100円)
などがあります。
筆者がおすすめな冷凍野菜は、
- 冷凍ブロッコリー
- 冷凍ほうれんそう
- 冷凍スイートコーン
- 冷凍ミックスベジタブル
- もやし(買ってから自分で冷凍)
これらの食材は、コンビニなどでも手に入るので非常におすすめです。
もやしは下ごしらえも不要なので、袋ごと冷凍してしまえるのがメリットです。
卵
卵は非常に優秀な食材で、
- 賞味期限が長くストックが可能(1~2週間)
- 完全食と言われるくらい栄養が豊富
- 非常に安い(1個25円くらい)
などのメリットがあります。
また、缶詰の具を卵とじ風にしたり、卵スープにするなどのスープジャー弁当のレパートリーが増えます。
ただ、卵は缶詰や冷凍野菜と比べ、
- 調理する手間が増えてしまう
- 十分に加熱しないと食あたりのリスクが向上する
などのデメリットもあります。
卵はメリットも多いですが、加熱が不十分だったときの食中毒のリスクや、うまく火を入れるのが難しいなどのデメリットがあるので、最初のうちは缶詰や冷凍野菜を活用するのがおすすめです。
調味料
スープジャー弁当の場合、基本的には缶詰の煮汁などが「だし」の代わりになるので、いろいろな種類の調味料は不要で、基本的に塩があれば十分です。
逆に、スパイスは複数持っておくと飽きの防止にもなります。
おすすめの調味料は、
- こしょう
- カレー粉
- インスタントみそ汁
魚系の缶詰は臭みが強いので、カレー粉があると臭みの緩和になるのでおすすめです。
また、時間がない時や味付けを考えるのが面倒な時は、みそ汁の素を入れてしまうのもおすすです。
まとめ
スープジャー弁当は、お昼ごはんを自炊する選択肢として最適な方法の一つだと思います。
スープジャー弁当のメリットは、
- 食中毒のリスクが低い
- 健康的な食材を選びやす(減塩・添加物を避けられる)
- 手間が最小で済むので、朝の負担にならない
などがあげられます。
具体的なスープジャー弁当の作り方と、材料費200円、タンパク質20g以上のレシピを紹介した記事もありますので、よろしければご覧ください。
