- SESの客先面談の内容を知りたい
- 企業面接との違いは?
- 未経験エンジニアの客先面談の攻略法
SESの会社に入社すると、エンジニアが現場入りをするために客先面談というものが存在します。
筆者も、今の会社に内定を頂いた時は「ようやく面接から開放された」と思っていましたが、入社してまたすぐに面接(面談)をするとは思ってもみませんでした。
今回は、SESの洗礼とも言える客先面談を実際に体験した筆者が、
- SESの客先面談の流れ
- 客先面談と企業面接を比較して感じた違い
- 未経験の客先面談の対策
について紹介していきます。
特に未経験からSESの会社に入社し、面談の雰囲気を知りたい人や、面談でアピールすることがないという人には参考になると思うので是非参考にしてください。
SESの客先面談の流れ
客先面談の流れは、
- 業務内容の説明
- 自身の自己紹介
- 質疑応答
の流れで面談が進みます。
筆者も未経験から今の会社に入社し、3回客先面談を受けましたが全てこの流れで面談が行われました。
業務内容の説明
最初は客先側から業務内容を説明してもらいます。
例えばヘルプデスクなら、
- 元請け企業がどこなのか
- 現場はどこになるのか
- 1日平均で何件くらいの対応があるのか
など、業務内容から勤務に関することまでさまざまな説明があります。
未経験者だと日時や場所はイメージできても、業務内容はなかなかイメージできない部分も多いと思います。(筆者もほとんどイメージできませんでした)
自己紹介
一通りの業務説明をしてもらったら、今度はこちら側から自己紹介を始めます。
客先面談ではスキルシートを見ながら説明できるので、企業面接の自己紹介と比べるとわりと話しやすいと思います。
ポイントとしては、スキルシートを長々と読んでしまうと時間が長くなってしまうので、要点を抑えつつ簡潔に説明します。
質疑応答
自己紹介が終わると今度は客先側からの質問に答えて行きます。
質問内容は、
- エンジニアになった理由
- 将来どんなエンジニアになりたいか
など、企業面接では王道の質問のほか、
- このツールは扱ったことがありますか?
- 専門用語は知っていますか?
といった業務に関わる質問も多い印象でした。
返答のポイントとしては、長々と話さず、先に結論を答えた後軽く説明を添える程度が理想です。
客先面談と企業面接を比較して感じた違い
集団面談であることが多い
客先面談では面接官や求職者が複数の場合が多いです。
筆者の場合は今まで3回面談を経験しましたが、
- 3回全てで求職者側が3名
- 3回中2回が面談者側が複数(2~3名)
- 3回中2回が自社の営業が同席
となっており、企業面接の際に集団面接を経験したことのない筆者からすると、結構面を食らいました。
集団面談である理由としては、
- 客先側は営業とエンジニアの方が同席するため
- 自社側も営業が同席して待機社員を皆面談に入れたいため
といった理由があるようです。
面談中にメモを取っても良い
企業面接とは違い、基本的にはテーブルで面談を行うのでメモを取れる環境にあります。
面談中は、メモはむしろ積極的に取り業務内容や客先の名前などを控えておきましょう。
もちろんメモに集中しすぎて下ばかり向いているのはNGですが、逆質問の際に質問しておきたいことをこの時にある程度メモしておけると理想です。
逆質問のタイミングが多い
企業面談の場合、逆質問をタイミングが非常に多いです。
客先面談では、業務内容の説明が終わった際などの話の区切りで「ここまでで質問はありますか?」と、1面談あたり3~5回ほど逆質問のタイミングがありました。
雰囲気も企業面接よりカジュアル寄りなので、未経験エンジニアが面談で注意することは、
- なるべく発言を増やす
- 質問されたら的を得た解答をする
- わからない用語などは逆質問で確認する
など、いかに発言を増やすかが大事だと感じました。
未経験の客先面談の対策
必ず質問されることを対策する
企業面談でもある程度質問のテンプレートがあります。
特に、業界未経験者の客先面談で必ずと言っていいほど聞かれることが、
- なぜエンジニアを目指したのか
- 今後どんなエンジニアになっていきたいか
- 前職での経験→今の職場でどう生かすか
など、このあたりは企業面接と一緒で、必ずと言っていいほど聞かれます。
これらの質問に対して「結論→理由→エンジニア職でこのように実現したい」の流れを発言できるのが理想です。
ちなみに、同席した既に他の現場を経験しているエンジニアの人は、「前の現場でどのような仕事をしていたか?」を必ず聞かれていました。
2回目以降の面談ではこのあたりも意識しておいたほうが良いと思います。
業務内容の逆質問の対策
逆質問のタイミングは何個かあり、業務説明の後には必ず逆質問をされると思います。
このタイミングでは、業務内容を聞いてる時に疑問に思ったことを質問できるとアピールになります。
例えば、
- 専門用語で分からなかったことを確認する
- どういったツールを使っているのかを確認する
などがあります。
ただ、あまり何個も聞くのは良くないので、質問は1~2個ほどにしておきましょう。
また疑問に思うこともなければ、業務内容の流れを話して「この作業は~という認識だったのですが、この認識で大丈夫でしょうか?」と復唱するだけでもOKです。
最後の逆質問の対策
面談の最後にも逆質問のタイミングがあるので、このタイミングでも必ず何かしらの発言をしましょう。
特に未経験者だとアピールできる部分が少ないで、なるべく意欲的な姿勢を見せるために発言回数を増やすことがアピールに繋がります。
最後の逆質問に関しては特に難しいことは聞く必要はなく、
- プロジェクトは何人規模なのか(既に説明があった時はもちろんダメです)
- プロジェクトのアサインする前に学習しておいたほうが良いこと
- プロジェクト内の平均年齢
など、事前に何個か質問を用意しておくと安心です。
まとめ
未経験エンジニアが、初期の客先面談で特にアピールできる部分は「プロジェクトに対して意欲的で、しっかりと話せる人」がとても大きいです。
なので、未経験にとって逆質問のタイミングは非常に重要になります。
逆質問では、
- このプロジェクトに興味がある
- わからないことを素直に質問できる
- 今後も継続して学習していける
といった面を前面にアピールしていきましょう。
また、「的を得た回答をする」ことも非常に重要です。
企業先からの質問に対して、全く的を得てない回答をすると場が凍るので、落ち着いて結論から話すことを意識しましょう。
正直、筆者も喋るのは得意ではなく面談自体ダルいですが、
面談の合格が多ければ、少なからず良い条件の客先が選べますので、どの面談も丁寧に対応していくことが重要だと思います。
今回の記事が未経験エンジニアの客先面談対策のヒントになれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございます。